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ホームページ制作ガイド
追加費用のしくみ
Guide

GUIDE 18
ホームページ制作ガイド

想定外の請求には理由があります。
予算内に収めるための知識です。

制作中の追加要望で費用が膨らむ理由

ホームページ制作を外注した経験がある方の中には、最初に聞いていた金額よりも、最終的な請求額がかなり高くなってしまったという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは決して珍しいことではありません。

そして、多くの場合その原因は制作会社側の不誠実さではなく、制作の進め方そのものに潜んでいます。このページでは、なぜ制作中に費用が膨らんでしまうのか、その仕組みと背景をお伝えしていきます。

書類にペンで記入しながら説明を受けている手元

まず前提として知っておいていただきたいのが、ホームページ制作の費用は基本的にどれだけの作業が発生するかによって決まるということです。

制作会社が見積もりを出すとき、そこにはページ数、デザインの作り込み、機能の実装、修正回数の想定など、さまざまな作業項目が含まれています。つまり、見積もり金額はこの範囲の作業をおこなう前提で算出されたものです。

制作が始まってから当初の想定になかった作業が発生すれば、その分の費用が追加されるのは自然なことです。たとえば、2LDKのリフォームを契約したあとに、やっぱりもう1部屋増やしたいと依頼すれば追加費用が発生するのと同じ仕組みです。

制作中に費用が増えてしまうケースには、いくつかの共通したパターンがあります。

  • ページ数の追加

    やっぱりこのページも必要だった・スタッフ紹介ページも作りたくなったなど、制作途中でページの追加を依頼するケースです。1ページ追加するだけでも、構成の検討、デザイン、コーディング、スマートフォン対応、テストといった一連の作業が発生します。

  • デザイン確定後の大幅な変更

    デザイン案を確認して一度OKを出したあとに、やっぱり色合いを変えたい・レイアウトを根本的に見直したいといった大幅な修正を依頼するケースです。制作工程は前の段階の成果物をもとに次の作業へ進んでいくため、前の工程に戻るほど影響範囲が広がり、やり直しの作業量も増えます。

  • ちょっとした変更の積み重ね

    1つひとつは小さな修正でも、それが何度も繰り返されると合計の作業量は大きくなります。このボタンの色を変えてほしい・ここの文言を少し調整してほしい・やっぱり写真を差し替えたいといった修正が10回、20回と重なれば、それだけで数万円分の作業量になることは珍しくありません。

  • 当初予定になかった機能の追加

    予約フォームをつけたい・会員ログイン機能がほしい・多言語対応にしたいなど、最初の打ち合わせでは出ていなかった機能を途中で追加するケースです。機能の追加は単にパーツを追加するだけではなく、設計・実装・テストの工程が発生するため、費用への影響が大きくなりやすい項目です。

  • 素材の準備が遅れる・届かない

    制作会社は、テキスト原稿や写真などの素材がそろった状態でスケジュールを組んでいます。素材の提出が遅れると、スケジュール全体が後ろにずれ、他の案件との調整が必要になります。その結果、追加のスケジュール管理コストが発生したり、急ぎ対応の費用が加算されたりすることがあります。

同じようなホームページなのに、A社は30万円、B社は80万円、C社は150万円だったということは実際によくあります。ここまで金額に差が出ると、高い会社はぼったくりなのではと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、見積もり金額の違いは多くの場合、作業に含まれている内容の違いから生まれています。

安めの見積もり

含まれていることが多い内容

  • テンプレートをベースにしたデザイン
  • お客様から支給された原稿・写真をそのまま配置
  • 基本的なページ構成のみ

高めの見積もり

含まれていることが多い内容

  • 競合サイトや地域の市場調査
  • ターゲット設定やサイト戦略の企画・提案
  • オリジナルデザインの制作
  • 原稿のライティングやキャッチコピーの作成
  • プロカメラマンによる写真撮影
  • SEO(検索エンジン対策)を踏まえた設計
  • 公開後の保守・運用サポート
  • 修正対応の回数が多めに設定されている

つまり、金額が高い見積もりには、デザインやコーディングだけでなく、調査・企画・コンテンツ制作・公開後のサポートなど、ホームページを成果につなげるための工程が幅広く含まれていることが多いのです。

単純に高い=損ではなく、かけている時間、技術力、調査や企画にどれだけ力を入れているかが金額に反映されていると考えるとわかりやすいでしょう。逆に、安い見積もりが悪いわけでもありません。自社で素材の準備や原稿の作成ができる場合は、それらが含まれていない見積もりのほうが合理的なケースもあります。

大切なのは、見積もり金額だけを比べるのではなく、その金額にはどこまでの作業が含まれているのかを確認することです。

追加費用のトラブルを防ぐためには、制作が始まる前の見積もりの段階で以下の点を確認しておくことが重要です。

  • 修正回数に上限はあるか多くの制作会社では、見積もりに含まれる修正回数に上限を設けている。デザイン修正は2回まで・テキスト修正は3回までなどのルールが一般的。上限を超えた場合の追加費用がいくらになるかも、あわせて確認しておく
  • ページの追加費用はいくらか制作途中でページを追加する可能性がある場合、1ページあたりの追加費用を事前に把握しておくと判断がしやすい
  • 素材の準備はどちらがおこなうかテキスト原稿、写真、ロゴなどの素材を自社で用意するのか、制作会社に依頼するのかによって費用は変わる。制作会社に依頼する場合は、その費用が見積もりに含まれているかを確認する
  • 追加費用が発生する条件は何かどのような場合に追加費用が発生するのかを見積もりの段階で質問しておくと安心。誠実な制作会社であれば、追加費用が発生する条件をきちんと説明してくれる

費用が膨らむ原因の多くは、実は依頼する側の準備不足にあります。逆にいえば、事前の準備をしっかりおこなうことで、追加費用のリスクは大幅に減らすことができます。

制作前に要件をできるだけ具体的に固める

必要なページ数、載せたい内容、盛り込みたい機能などを、制作が始まる前にできるだけ洗い出しておきましょう。このあとのページでご紹介するチェックシートを活用していただくと、整理がしやすくなります。

参考サイトを複数用意しておく

こんな雰囲気にしたい・この機能がほしいというイメージを参考サイトで共有することで、制作会社との認識のずれを減らすことができます。

社内の意思決定者を明確にしておく

制作途中で上司に見せたら全部やり直しと言われたというケースは非常に多く、これが大幅な追加費用につながります。デザインや構成の確認・承認をおこなう最終決定者を事前に決めておき、その方も制作の初期段階から関わるようにしましょう。

確認・修正の期限を守る

制作会社から確認依頼が届いたら、できるだけ早く返答するよう心がけましょう。返答が遅れるとスケジュールが後ろにずれ、結果として追加のコストが発生する原因になります。

ここまで追加費用を防ぐ方法をお伝えしてきましたが、最後にひとつ大切なことをお伝えします。

費用を抑えること自体は決して悪いことではありません。しかし、とにかく安くすることだけを優先してしまうと、本来ホームページに必要な要素まで削ってしまい、結果として成果につながらないホームページになってしまうこともあります。

たとえば、企画や調査の工程を省いて制作費を抑えたものの、ターゲットに響かないホームページになってしまい、結局つくり直すことになった、というケースは決して少なくありません。

費用に対して何が含まれているのかをきちんと理解し、必要な投資と削れるコストを見極めることが、後悔のないホームページ制作への第一歩です。

判断に迷ったときは、遠慮なく制作会社に相談してみてください。見積もりの内訳を丁寧に説明してくれる制作会社であれば、予算に応じた最適なプランを一緒に考えてくれるはずです。スイッチでも、見積もりの内訳のご説明から予算に応じたプランのご提案まで丁寧に対応しています。初回のご相談は無料ですので、まずはお気軽にお声がけください。