日興建設株式会社

日興建設株式会社

日興建設株式会社 WEB+採用サイト

茨城県高萩市エリア

TYPE
SHARE
茨城県高萩市に本社を構える日興建設株式会社は、建築・土木工事からガス・エネルギー分野まで幅広く手がける総合建設会社です。創業から74年以上の歴史を持ち、地域インフラを支える確かな技術と信頼をもとに、新たな時代への挑戦を続けています。

2025年時点で、千葉・水戸・日立・福島・北茨城に拠点を展開。京葉ガス関連のグループ会社として、安定した経営基盤を持ち、地域に根ざした事業展開を進めています。

また、グループ創設者である故・菊池寛実翁氏は、戦後の石炭生産を通じて日本のエネルギー供給を支え、建設技術者の育成や雇用創出など、社会貢献にも尽力されました。その歩みは、高萩市にある「高萩炭礦資料館」にも引き継がれており、地域の歴史とも深く結びついています。

制作目的

創業74年を超え、建築・土木・エネルギー分野で地域に深く根ざした事業を展開してきた日興建設株式会社様は、経営基盤も安定し、グループ全体としても堅調な運営を続けておられます。
そうした中、課題として浮かび上がっていたのが「企業の魅力が十分に伝わっていない」という採用現場での声でした。実際に高校訪問の場では、進路指導員から「業務内容が分かりづらい」と指摘されることもあり、特に若年層に対する認知や理解を高める必要性が高まっていました。

さらに、旧サイトは最終更新から3年以上が経過し、社内でも十分に手をかけられない状況が続いていたことから、「いまの時代に合った見せ方」や「誰にとっても分かりやすい情報設計」が求められていました。

そこで今回のリニューアルでは、採用活動を下支えする“伝わる企業サイト”への刷新を目的とし、情報の整理と表現の見直し、そして自社で運用しやすい設計を重視した構築を行いました。

アイデア

サイトイメージ1


今回のHP制作では、「採用強化」と「企業の見え方の刷新」の両立を実現することが大きな目的でした。そこで、実際に越谷から茨城・高萩まで複数回ご訪問し、地域の空気感を肌で感じながら、現地ならではのリアリティや情報の整理を丁寧に行いました。特に、提案段階からボリュームのあるご提案に注力し、誠実かつ本気の姿勢を持って取り組んだことが、信頼獲得にもつながったと感じています。

サイトは、コーポレートサイトと採用サイトを一体型で構成。企業の信頼性と採用力の両面を高めるため、全体のクリエイティブには「質実剛健」というテーマを設定しました。まじめで堅実な社風を表現しつつ、洗練された演出や動きも取り入れることで、単調にならず印象に残る設計を目指しています。

コーポレートサイトのファーストビューでは、ドローン撮影によるスケール感ある映像を使用。その他のページでも計画的な写真撮影を複数回行い、使用するイメージに応じて事前にスケジュールやイメージ資料を提示することで、クライアントに安心いただきながら撮影を進行しました。

撮影イメージ1


コーポレートコンテンツでは、企業の社会的な取り組みや信頼性を伝えるために「地域貢献」「安全・品質」といったページを新設。これまで伝わりきっていなかった“真摯に地域と向き合う姿勢”や、“当たり前のことを当たり前にやり抜く技術力”をしっかりと届ける構成にしています。

一方で採用サイトでは、高校生・保護者・進路指導の先生など多様なステークホルダーに向け、「数字で見る日興建設」「教育制度・福利厚生・キャリアプラン」「ご家族・先生の方へ」といった安心感のあるコンテンツを配置。仲の良い社内文化が伝わるよう、社員旅行といったレクリエーションの様子も盛り込み、“人のあたたかさ”が伝わるデザインとしています。
また、女性の現場監督へのインタビュー記事も掲載し、多様性のある環境があることを等身大で伝えるよう心がけました。採用ページ全体では計4本のインタビューを実施し、撮影チームと聞き取りチームを分けた分業体制で効率的に実施。インタビューページにはスクロールアニメーションを取り入れ、ストーリーに引き込まれるような演出を加えています。

技術面では、CMSにWordPressを採用し、施工実績の投稿については専用のカスタムフィールドを設計。ブロックエディタでは更新ミスが起きやすいことを考慮し、あえて構造を限定することで、社内でも安心して入力・更新できる仕組みとしました。納品時には操作マニュアルも同封し、運用を想定した体制づくりまでをサポートしています。

さらに、プロジェクト全体を通じては週1回の定例ミーティングを実施。進捗をこまめに共有することで、スケジュールの余裕を確保できただけでなく、クライアント社内での連携(写真素材の提供相談など)もスムーズに行えました。密なコミュニケーションが、サイト全体の完成度を支える大きな要因となりました。

グラフィックイメージ

サイトイメージ1
サイトイメージ2
スマートフォンイメージ