埼玉のホームページ制作会社は
デザインとSEO対策の株式会社スイッチ

ホームページ制作ガイド
ターゲット設定の基本
Guide

GUIDE 03
ホームページ制作ガイド

誰に届けるかを決めることが、
成果につながるホームページの第一歩です。

ターゲット(ペルソナ)設定の重要性

「ペルソナって何?」という基本から、なぜターゲット設定がホームページ制作に必要不可欠なのか、曖昧なまま進めるとどんな問題が起きるのかを解説します。

特に制作を外注する際にペルソナが果たす役割は大きく、これを事前に固めているかどうかで、完成物のクオリティと成果に大きな差が生まれます。

横断歩道を行き交う人々を上から見た様子

ペルソナとは、自社のサービスや商品を届けたい理想の顧客を、実在する一人の人物のように具体的に描いたものです。

EXAMPLEペルソナの例

34歳・女性・埼玉県在住・会社員(マーケティング職)・独身・月収35万円・週末はカフェ巡りが趣味・スマートフォンでの情報収集が中心・最近肌荒れが気になり始めていて、忙しい中でも手軽にケアできる方法を探している

このように、ただの「30代の女性」ではなく、名前・年齢・職業・生活習慣・悩み・価値観まで含めて「一人の人物」として定義したものがペルソナです。

  • ターゲット属性の集合(30代女性・会社員・美容に関心あり)を指す
  • ペルソナその属性を持つ具体的な一人を指す

ホームページ制作の現場では、この二つをあわせて「ターゲット(ペルソナ)」と呼ぶことが多く、誰に届けるかを徹底的に具体化する作業のことです。

  • 誰にでも届く言葉は、誰の心にも響かない

    「できるだけ多くの人に見てほしい」という理由で、ターゲットを広く設定したくなるかもしれません。しかし、対象が広くなればなるほど、伝えるメッセージは平均的で抽象的なものになります。情報の受け手は、「自分のための情報ではない」と感じると、すぐに閲覧をやめてしまいます。特定のたった一人の悩みに深く突き刺さる内容を目指すことが、結果として多くの人の共感を呼び、成果に結びつきます。

  • 制作過程における判断基準を確立する

    ホームページを作る工程では、デザインの色使いや文章の表現、掲載する情報の優先順位など、無数の決断を迫られます。ターゲット(ペルソナ)が具体的に決まっていれば、その人が好む雰囲気や、その人が知りたがっている情報を基準に迷わず判断できます。依頼者と制作会社の間で主観的な好みの違いによる衝突を防ぎ、目的を達成するための最適な選択が可能になります。

  • 最短距離でお問い合わせへ導く

    ターゲットを詳細に設定することは、その人の行動や心理を深く理解することに他なりません。どのような不安を抱え、どのような解決策を求めているのかを把握できていれば、先回りして不安を解消する情報を提示できます。サイトを訪れた人に安心感と信頼感を与え、自然な形でお問い合わせや申し込みという行動へ促すことができます。

ターゲット設定を怠る際のリスク

誰に向けたサイトなのかが曖昧なまま公開すると、広告を運用しても反応が得られず、制作費用が投資として機能しなくなる可能性が高まります。また、運用開始後に本来求めていない層からの問い合わせが増えるなど、対応コストだけが増大する恐れもあります。早い段階でターゲットを固めることは、無駄なコストを抑え、成功の確率を高めるための必須条件です。

ここが最も重要な部分です。「ターゲットが曖昧だとどうなるか」を、実際に起こりうる場面で確認してみましょう。

デザインと実際のユーザーがかみ合わない

たとえば、60代以上の方が主な顧客層の整骨院があるとします。「おしゃれなサイトにしたい」という依頼者の好みで、スタイリッシュな若者向けのデザインを採用した場合、どうなるでしょうか。

  • 文字が小さく、老眼の方には読みにくい
  • 余白が多くスッキリしたデザインは「情報が少なく頼りない」と感じられる
  • メニューや予約ボタンがわかりにくい場所にあり、操作できない
  • 結果として、来てほしいはずの60代の方が離脱してしまう

デザインは「作る側・依頼する側が好きかどうか」で決めるものではなく、「ターゲットが使いやすく、信頼できると感じるかどうか」で決めるものです。ペルソナが明確であれば、「60代の方が操作しやすいか」という基準で迷わず判断できます。

広告費をかけても効果が出ない

Webの広告(Google広告・Meta広告など)には、誰に表示させるかを細かく設定する機能があります。

  • 年齢・性別
  • 居住地域
  • 興味・関心のカテゴリー
  • スマートフォン・PCのどちらを使っているか
  • どの時間帯に閲覧しているか など

ペルソナが決まっていれば、こうした設定が迷わず行えます。一方でターゲットが「なんとなく幅広く」という状態のまま広告を出すと、購入・問い合わせにつながらない層にも広告が表示され続け、広告費だけが消えていく状態になります。

たとえば「平日の昼間に30〜50代の主婦層に向けて地域の習い事教室を訴求する」という明確なペルソナがあれば、平日昼間・当該地域・女性・子育て関心層に絞った配信ができます。予算が限られているほど、この精度が成果を左右します。

ページに載せる情報が定まらない

「何を・どこに・どの順番で」載せるかは、見る人が何を求めているかによって変わります。たとえば、同じ「工務店のホームページ」でも──

  • ターゲットが新築を検討中の30代夫婦なら

    施工事例・価格帯・住宅ローンのQ&Aが優先

  • ターゲットが外壁塗装を検討している50代の持ち家オーナーなら

    劣化症状のチェックリスト・施工実績・地域密着のアピールが優先

同じ業種でも、ペルソナが違えばページの構成・文章・デザインはまるで変わります。これが決まっていないと、「とりあえず全部載せる」という情報過多のサイトになりがちで、結果的に何も伝わらないページになります。

文章のトーンがブレる

「親しみやすい文章にしたい」という漠然とした指示だけで書いた文章は、読む人によっては馴れ馴れしいと感じられることもあります。

  • 20代向けには、カジュアルで共感ベースの言葉が響く
  • 40〜50代のビジネスオーナー向けには、実績・数字・論理的な説明が刺さる
  • 高齢者向けには、難しい専門用語を避け、丁寧でゆっくり読める文章が適している

文章のトーン・語彙・情報の深さ、すべてがペルソナによって決まります。

制作会社やフリーランスに依頼する場合、担当者はあなたの事業のことを最初は何も知りません。業界・商品・顧客の感覚は、依頼者本人にしかないものです。

制作者は言われたことをカタチにすることは得意ですが、「誰のためのサイトか」という核心部分を外部の人間が定義することは本来できません。ここを曖昧にしたまま制作に入ると、以下のことが起きます。

  • 制作者が想像で「なんとなく30〜40代向け」のデザインに仕上げる
  • 依頼者が「なんか違う」と感じるが、何がどう違うのかを言語化できない
  • 修正を繰り返すが、ゴールが曖昧なため着地点が見えない
  • 追加費用が発生し、納期も延びる

ペルソナは、依頼者と制作者が同じゴールを向いて作業するための共通言語です。これがあるだけで、制作のやりとりがスムーズになり、完成物の精度が上がります。

項目としては以下を基本として設定しましょう。詳しくは「ターゲット設定の簡単ステップ解説(GUIDE 04)」で説明していますが、まずは「こういう情報を決めるのか」というイメージを持っておいてください。

  • 基本属性年齢・性別・居住地・家族構成・職業・年収
  • 生活習慣平日・休日の過ごし方・情報収集の手段(SNS・検索・口コミ)
  • 価値観・性格慎重派か直感派か・価格重視か品質重視か
  • 抱えている悩みどんな課題・不安・不満を持っているか
  • 求めている解決策何が解決すれば満足するか・どんな言葉に反応するか
  • 行動のきっかけ何がトリガーになってサービスを調べ始めるか

「ここまで決めないといけないのか」と思うかもしれませんが、すべてを完璧に埋める必要はありません。まず一番来てほしいお客様の顔を思い浮かべるところから始めれば十分です。

ペルソナ設定ツール

6つのセクションに答えて入力していくだけで、あなたのビジネスのペルソナを整理して仕上げられるWEBツールをご用意しています。このページで学んだ内容を、そのまま実践に移せます。

制作会社へ依頼する前に、自社が本当に向き合うべき顧客は誰なのかを再定義することから始めてください。ペルソナは一度決めれば終わりではなく、実際に運用しながら精度を上げていくものです。

弊社では、制作のご依頼と合わせてペルソナ設定のサポートも行っています。「自社のターゲットが言語化できていない」という段階からでもお気軽にご相談ください。