こんにちはSUICHスタッフです。
私たちSUICHは越谷駅近くに事務所を構えていますが、その通り道には「ジロリアン」という熱狂的なファンで知られるラーメン二郎があります。
昼間はうん十人もの行列が当たり前で、11時オープンにもかかわらず、早い時には1時間前から並び始める人もいるほど。そんな街でよく見る人気のお店は、なぜあんなに行列ができるのか考えたことはありますか?
「美味しいから」に決まってる!というシンプルな理由もあるかもしれませんが、実は「みんなが選んでいるものに自然と興味を持つ心理」が働いているんです。
人は「たくさんの人が良いと思っているなら、きっと良いものなんだろう」と感じる傾向があります。これは「社会的証明」という考え方で、保証や安心感を得られることが影響しています。
例えば、初めてのお店を検討するとき、営業時間や定休日だけでなく、内観や口コミをチェックしますよね。
口コミで「良かった」と書かれていれば「損しないはずだ、行って大丈夫」と安心し、「イマイチ」とあれば「自分には合わないかも」と判断する。ラーメン店の行列も同じで、「人気がある」という雰囲気があると、自然と人が集まりやすくなるんです。
この心理を紐解きつつ、行列から生まれる効果と、それをWebサイトにどう応用できるかをお伝えします。
人気のお店って、店員さんがテキパキ動いて、お客さんが次々入ってくるイメージですよね。逆にガラガラで静かなお店だと、「美味しいのかな?」と不安になります。この「忙しそう」「売れてそう」という印象が、信頼感や期待感を生み出します。
Webサイトでも、「お客様の声」や「実績の数」を載せると、「ここは信頼できるかも」と感じてもらえます。特に同じ業種や条件の事例があれば、「自分も同じ体験ができる」と想像しやすくなります。
「お問い合わせ殺到中!」「今月の相談枠あと3件!」みたいなメッセージを入れると、「ここ、すごい人気なんだな」と感じて、つい連絡したくなります。人は「売れているもの」に安心して飛びつきやすいので、そんな雰囲気を作るとお問い合わせが増えるきっかけになるんです。
POINT1
自分以外の誰かも問い合わせしている演出で、安心感を与える
また「1日200杯完売!」「本日分完売」の貼り紙を見ると、「そんなに売れてるの?」と驚きながら、「次は絶対食べたい!」と焦りますよね。
人は「手に入りにくいもの」や「今しかないもの」に弱く、これを「希少性の原理」と言います。「すぐ動かないとチャンスを逃す!」と思わせると、行動が早くなるんです。また「具体的な数字」が、ただの「人気です」よりもリアルで説得力を持つんです。
Webサイトでも、「限定キャンペーン実施中」「残り2日で終了」といったフレーズを入れると、「今すぐ問い合わせないと!」という気持ちを自然に引き出せます。
ラーメン店の「売り切れ間近」と同じで、ちょっとした焦りがお問い合わせを増やす仕組みを作ります。「お客様満足度98%」「年間500件の実績」など数字を入れると、一気に本物っぽさが出ます。
訪れた人は「これだけの実績があるなら任せて大丈夫そう」と感じて、お問い合わせボタンを押すハードルが下がる。シンプルだけど効果的な“売れてる感”の演出方法なんですよ。
POINT2
限定的な希少性や具体的な数字で売れ行きを強調・問い合わせを急かす
行列は人気をアピールできる一方、待ち時間が長いと「急いでるからやめとこう」と思われることもあります。Webサイトでも、「返信が遅そう」「忙しすぎて雑かも」と感じられると、“売れてる感”が逆効果に。
そんなとき、「待っても損しない」と思ってもらうにはどうすればいいでしょうか?例えば、ラーメン店なら「待ってる間にスープの試飲サービス」なんて工夫があります。
Webサイトなら、「お問い合わせ後24時間以内に返信」「今すぐ申し込むと特典付き」と約束すると、「待つ価値があるな」と感じてもらえます。
忙しそうな雰囲気は残しつつ、「待っても満足できるよ」と安心させることが大事です。また、忙しそうな人には「今頼んだら迷惑かな?」と声をかけづらいもの。相談しやすさを伝えるには、忙しくても「あなたの悩みがあればいつでも駆けつけますよ」という姿勢を見せるのがポイント。
例えば、「どんな小さな質問でもOK」「お急ぎの方はこちらからすぐ連絡」と添えると、「忙しそうだけど、私のこともしっかり見てくれる」と感じてもらえます。「お気軽にどうぞ」「あなたのお悩みを最優先にします」とシンプルに伝えるのがコツです。
POINT3
忙しさをアピールしつつ、待つ価値や相談しやすさを伝えるため、特典や迅速な対応を約束し、安心感を与える方法が有効。
ここで少し話が逸れまして、行列のラーメン店やWebサイトの“売れてる感”にも共通するんですが、繁盛している営業マンにも似たコツがあります。彼らは忙しいはずなのに、そぶりをお客さんに見せず、なぜか暇そうに見えるのはどうしてでしょうか?
繁盛している営業マンは、「今声をかけたら悪いかな?」と遠慮されないよう、「時間に余裕があるよ」という雰囲気を作っています。忙しそうにバタバタするとお客さんは躊躇しますが、暇そうに見えると「今なら相談できるかも!」とチャンスが回ってきやすいんです。
例えば、コンビニで忙しそうに動き回る店員さんには「袋に詰めてください」と頼むのもためらいます。でも、レジ打ちしながらちょっと暇そうにしている店員さんには、「お弁当温められますか?」と気軽に聞ける。この「話しかけやすい空気」が、自然と頼みごとを引き寄せるんです。
Webサイトも一緒。無機質で更新されていない、長期間放置されたページだと、「問い合わせてもいつ返信が来るか分からない」と不安になりますよね。忙しそうな営業マンと同じで、「対応が遅そう」と感じたら、お客さんは声をかけるのをやめてしまいます。
そんな不安を解消するには、「人らしさ」を出すのがポイント。スタッフの顔写真を載せたり、「困ったときはいつでも相談してください」とその人の言葉で書いたりすると、「この人に頼めば大丈夫そう」と安心感が生まれます。「私たちの得意なことはこれです!」と強みを伝えると、話しかけるハードルが下がるんです。
繁盛している営業マンは、「あなたのために時間を作りますよ」という姿勢と、「今がチャンス!」と思わせる空気を上手に作っています。
POINT4
“売れてる感”を出しつつ、「気軽に相談できるよ」という雰囲気を作れば、お問い合わせが増える仕組みが出来上がります。
「モンドセレクション金賞受賞!」「◯◯ランキング1位!」「三つ星評価」なんて看板を掲げるお店もありますよね。これは口コミの上位版のようなもので、自分たちで「美味しいよ」と言うより、有名な賞や他社からの評価をアピールすることで、「ちゃんとしたところに認められている」と安心感を与えます。
Webサイトでも、「業界賞を受賞」「〇〇認定企業」といった実績を載せると、個人ではなく大きな企業や団体から信頼されていることが伝わります。
「ただの自慢じゃなくて、ちゃんと評価されてるんだな」と感じて、連絡する気持ちが強くなる。賞や評価は、信頼の“お墨付き”みたいなものなんです。
行列のラーメン店や営業マンの秘密をまとめると、「人気っぽさ」「忙しそうな雰囲気」「具体的な数字」「権威性」「焦り」「待つ価値」「話しかけやすさ」が大事。これをWebサイトに取り入れると、「ここなら安心」「今すぐ連絡したい」と感じやすくなります。
例えば
こんな簡単な工夫で、あなたのサイトも“売れてる感”が出て、お問い合わせが増える可能性がグッと上がります。ラーメン店の行列みたいに、人が集まる仕組みを自社サイトで作ってみませんか?
この記事を書いたスタッフ
SUICH WEBデザイナー
KURIBAYASHI
2021年10月に2人目のWEBデザイナーとして入社。
前職は同様にHP制作会社で、デザイナーながらWEBならではの戦略やSEO対策などに意欲的で、のべ500件ほど、幅広いクライアント様を担当致しました。特に集客特化であるランディングページを得意としています。