
こんにちは。 スイッチスタッフです!
2025年9月16日・17日の2日間、越谷市立大相模中学校の生徒さん2名が
職場体験でスイッチに来てくれました。
スイッチでの受け入れは、今回で2年連続3回目になります。
この職場体験は、生徒さんに私たちの仕事を知ってもらい、勉強以外の社会の動き方や1日の過ごし方を将来に役立ててもらうことを目的にしています。WEBやデザインの仕事の楽しさを少しでも知ってもらうことを第一に、私たちの仕事を少しでも身近に感じてもらえるよう、デザイン制作やWEBサイトの流れを学んでいただくためのスケジュールを用意しました。
今回の記事では、お二人が2日間でどんなことに取り組み、何を学んでくれたのかをご紹介します。
より深くお二人のことを知り、知りたいことにしっかり応えられるよう、職場体験の前に事前アンケートを行いました。
「なぜスイッチを希望したのか」という質問には、お二人ともWEB制作に興味があったからと答えてくれました。また、デザインを決める工程や、WEB制作の流れを知りたいという声もあったため、1日目はCanvaを使った画像制作に挑戦してもらうことにしました。
二人はそれぞれバスケ部とテニス部に所属する、バリバリのスポーツマンです。かくいう私も、学生時代はソフトテニス部でした。
越谷はプロバスケチームの越谷アルファーズが勢いをつけています。県内には他にも埼玉ブロンコス(バスケ)、埼玉西武ライオンズ(野球)、浦和レッズや大宮アルディージャ(サッカー)など、実はスポーツの応援文化が盛んな土地でもありますし、スイッチも吉川市のフットサルチーム、ディセンドーラ吉川さんのメディアパートナーをしています。
二人ともスポーツクラブに所属しているとのことで、応援しているプロチームのことや、クラブ活動に取り組む姿勢についてたくさん教えてもらいました。気づけば、スポーツ談義に花を咲かせていました。
せっかくなので、お二人が興味を持てるお題の方がイメージも湧きやすいだろうと考え、自分が一番かっこいいと思うスポーツの瞬間をAIで画像生成してもらうことにしました。
バスケットボールとテニス、それぞれどんなシーンが浮かぶのか聞いてみると、まず出てきたのは好きな選手が得点を決める瞬間でした。スポーツの中でも花形であり、誰もが憧れる一瞬です。
ただ、頭の中にあるイメージをそのまま再現するのは簡単ではありません。そのイメージを形にするには、どんな指示(プロンプト)が必要なのか。ここを一緒に考えてもらいました。
デザインやホームページ制作は、一人で完結する仕事ではありません。要望を持つクライアントがいて、それを整理するディレクター、イメージを形にするデザイナー、デザインを機能させるコーダーがいます。さらに、イメージに合う写真や動画を撮るカメラマンなど、さまざまな役割の人がそれぞれの解釈を重ねながら制作を進めていきます。いわば伝言ゲームのようなものです。途中で意図がうまく伝わらなければ、進行も納期も遅れ、クライアントの満足度も下がってしまいます。
これは、スポーツのチームプレーにも似ています。コミュニケーション不足で意思疎通ができなければ、思うような試合運びはできませんし、連携も取れません。今回はAIへの指示出しを通じて、この伝える難しさを体感してもらうことにしました。
言えば分かるはずだ、という感覚は、自分には通用しても相手には通用しないことがあります。それを理解した上で進めることの難しさ、そしてうまく伝わって思い通りの画像が生成できたときの達成感は、お二人にとって良い成功体験になったはずです。
実際にやってみると、初めての挑戦ということもあり、思ったようなポーズにならない、手が変な方向を向いてしまうなど、二人とも苦戦していました。それでも、どうすれば手の位置を直せるのか、シュートを打っている瞬間をどう言葉で表現すればいいのかと試行錯誤しながら作り上げてくれたのが、以下の作品です。


そんな中、二人からとても良い質問が出ました。
作ったはいいけれど、著作権はどうなるのですか?
とても良いところに気づいてくれたなと感じた質問でした。AIは、インターネット上にある人間が描いた絵や写真を何億枚も学習し、それらを組み合わせて新しい画像を生成しています。つまり、元になっているのは、誰かが心を込めて作った作品ばかりだということです。
そのため、AIで作った画像をそのまま自分の作品としてネットに公開してしまうと、見る人によっては良くない印象を与えてしまうことがあります。人の作品をAIに真似させて、自分の手柄にしているのではないか、と思われてしまうのです。それは、クリエイターとしてはあまり望ましい振る舞いとは言えません。
元の作品を描いた人へのリスペクトがあるかどうかを考えることは、これからの時代にますます大切になっていきます。AIは便利な道具ですが、そのまま完成品として使うのではなく、自分のアイデアを広げるヒントにしたり、そこから自分の手を加えたりしながら、あくまで助手のような立ち位置で活用するのが、2025年時点では適切なAIとの付き合い方だとお伝えしました。
午前中は画像生成を通して、指示を出す難しさや言語化の大変さを学んでもらいながら、デザインとは伝言ゲームであることを理解してもらいました。午後は、Canvaの使い方(ログイン、テンプレートの選び方、編集方法など)を実演したうえで、生成AIも使いながらお題に沿った画像づくりに挑戦してもらいました。今回取り組んでもらったのは、次の2つのお題です。
越谷といえば、イオンレイクタウンに何と7店舗も入っているスターバックス。新作が出るたびにSNSでも話題になりますが、なぜここまで人気があるのでしょうか。そんな問いを掘り下げた記事を読んでもらい、この記事に表紙をつけるならどんな画像にするか、というお題でサムネイルを作成してもらいました。
結果は、二人とも全く違う角度からのアプローチでした。
スタバが海外発のチェーン店であることに着目した藤田くんは、英語のあしらいを加えながら、スタバの写真を使ってわかりやすく表現してくれました。一方、小園くんはスタバそのものを主役にせず、SNSでのPR戦略に注目。背景にさりげなくスタバを配置することで、目を引くポイントを変えてきました。二人とも、マーケティングの視点にすでに才能を感じさせる仕上がりです。


続いては、間違った知識や解釈によって実際にどんなことが起きてしまうのか、正しい目を持つことの大切さを解説した記事のサムネイルづくりです。
ここでも、二人のテイストの違いが面白く出ました。注意を促す方向で表現するか、AIというテーマそのものを分かりやすく伝えるかで、アプローチが分かれたのです。いずれも、安心感より少し不安を感じさせる要素を取り入れていて、二人がすでにAIに対して高いリテラシーを持っていることがうかがえました。どちらの着眼点も、大切な視点です。

藤田くんが作成したサムネイル

小園くんが作成したサムネイル
記事の内容を、どんなイメージで一枚の画像に落とし込むか
限られたキャンバスにどこまで情報を詰め込むか、取捨選択する
何より、一番伝えたいことを絞り込む
ここまでの2つのお題を通して、記事の内容からどんなイメージで画像を作るか、限られたキャンバスの中にどこまで情報を詰め込むべきかを考えてもらいました。時には情報を取捨選択しながら、簡潔に伝えるためのデザインを学んでもらった形です。デザインは見た目はもちろんですが、何より一番伝えたいことは何かを絞り込むことが大切です。二人にはこの奥深さに苦戦しながらも、最後まで取り組んでもらいました。
2日目は、1日目に考えてもらった視点を活かしながら、今所属している部活やスクールのホームページをつくる、あるいはリニューアルするなら?というお題で、トップページを作成してもらいました。
いきなりゼロから形にするのはハードルが高いため、まずは身近な題材から考えてもらうことにしました。
小園くんが選んだのは、自身が通うテニススクールです
すでにあるホームページを一緒に見ながら、今のサイトに足りないものは何か、通っていて好きだと感じるところはあるか、どんなところが特徴かを話し合い、残すべき良さと不要な要素を整理していきました。
小園くんが作成したテニススクールのホームページ
このテニススクールの特徴は、初心者歓迎で年齢を問わず幅広い層が利用していることです。小園くんは、ファーストビューに動画を使ってその雰囲気を伝えつつ、子供たちが通うことを考慮して駐車場の収容台数まで明記するなど、的確な視点を見せてくれました。ファーストビューに申し込みボタンを置いている点も、なかなかの着眼点です。
藤田くんが選んだのは、自身が所属するバスケットボール部です
バスケ部には既存のホームページがなかったため、ゼロからどう作るかを一緒に考えました。
藤田くんが作成した大相模中学校バスケットボール部のホームページ
まずは他地域のクラブチームのホームページを参考に情報収集を行い、このホームページは誰が見るのかを逆算しました。そこで見えてきたのが、バスケ部に入りたいと考えている新入生や、その保護者がターゲットになるという視点です。そこから、どんな情報があれば入部したいと思えるかを一緒に考えてもらいました。
見やすい配色で視認性も良く、部の構成や年間の活動内容まで、ターゲットに向けた堅実な情報をきちんと盛り込めていたのには感心しました。
二人とも、これまでは部活に入る側の視点しか持ったことがなかったはずです。それでも、誰がどんな情報を求めているのか、どんな情報があれば安心できるのかを考え抜き、最後まで仕上げてくれました。
そして、2日間の職場体験も無事に終了しました。慣れないPCでのデスクワークは大変だったと思いますが、二人は最後まで時間いっぱい集中して取り組んでくれて、教える側の私自身もとても楽しい時間を過ごせました(つい話が長くなってしまいました……)。
何より、今回の経験が将来の選択肢や興味のきっかけの一つになってくれたらと願っています。
これからもスイッチでは、企業理念である「自分を活かし、社会に良い影響を及ぼす。」をモットーに、地元越谷市の発展や成長に少しでも貢献できるよう活動していきます。
この記事を読んで興味を持ってくださった方がいれば、ぜひお気軽にご相談ください。
この記事を書いたスタッフ
スイッチ WEBデザイナー
KURIBAYASHI
2021年10月に2人目のWEBデザイナーとして入社。
前職は同様にHP制作会社で、デザイナーながらWEBならではの戦略やSEO対策などに意欲的で、のべ500件ほど、幅広いクライアント様を担当致しました。特に集客特化であるランディングページを得意としています。