ホームページ制作に現場撮影は必要?プロの現場に同行して気づいたこと
XやInstagramなどのSNSとは違い、オリジナルの情報を自由にカスタマイズして
発信できるホームページは、今も事業周知に欠かせない営業ツールです。
現在では、ノーコードツールを活用すれば誰でも手軽にホームページを作れるようになりましたが、
企業の魅力を最大限に伝えるには、ある程度の費用をかけて制作する必要があります。
その中で検討されるのが「プロによる写真撮影の有無」です。
「写真撮影してもらいたいけど、そもそも必要?」
「どの業界だと必要になる?」
「撮影当日の事前準備は何が必要?」
このような疑問に答えながら、先日初めて現場撮影に同行した経験も交え、
写真撮影の重要性についてお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
ホームページを訪れるユーザーにとって、第一印象を決めるのは「視覚情報」です。文字情報よりも直感的に理解しやすい写真は、企業のブランディングや信頼性を左右する重要な要素となります。
魅力的な店舗の写真があると、訪問したくなる気持ちが自然と湧いてきますし、スタッフの雰囲気が伝わる写真があれば、「この会社にお願いしたい」と思ってもらえる確率が上がります。
では、ホームページに掲載される写真が与える影響を具体的に見ていきましょう。
ホームページにおける写真は、単なる装飾ではなく、第一印象を決める大きな要素です。特に企業サイトでは、信頼性やブランドイメージに直結するため、質の高い写真が求められます。
ホームページのトップページ、最上部のコンテンツ部分を「メインビジュアル」と言います。また画面上に写っている範囲であれば「ファーストビュー」と言いますが、ホームページを開いた瞬間、訪問者は3秒以内に「このサイトは信頼できるか」「求めている情報がありそうか」を判断すると言われています。その判断材料として最も影響が大きいのが視覚情報である「写真」や「動画」です。
そのような重要な箇所にスマートフォンで撮影した写真を挿入するのではなく、プロが撮影した写真を挿入することで「質の高いサービスを提供してくれそう」という印象を与えます。
また、採用サイトでも写真の印象は非常に重要です。社員が楽しそうに働いている姿が写っていると、求職者は「この会社で働いてみたい」と思いやすくなります。一方で、古い写真や画質の悪い写真が使われていると、それだけで会社のイメージダウンにつながることも。
ただし、こればかりは写真のクオリティだけではなく、ホームページ自体が古いと求職者からの印象は悪くなってしまいます。
プロのカメラマンが撮影した弊社の採用サイト制作事例:ヤマト電機様
写真はテキストでは伝わらない情報を補完してくれます。ホームページの目的は、企業や商品の魅力を伝え、ユーザーにアクションを起こしてもらうことです。しかし、文字だけでは伝えきれない情報がたくさんあります。
例えば、飲食店のメニューで「ジューシーなステーキ」「とろけるチーズが特徴のピザ」と書かれていても、実際にどんな見た目なのかは伝わりません。ここで高品質な写真があれば、一目で「美味しそう!」と感じてもらえます。
また、工場や職人の手作業の様子など、業務の丁寧さやこだわりを伝えたい場合も、写真があると説得力が増します。
ホームページでの写真撮影が特に重要な業界は以下です。業種によって、写真のクオリティが集客に大きく影響します。
視覚的な印象がブランド価値に直結する業界である
などは、写真のクオリティが非常に重要です。特にInstagramなどのSNSとの相性が良い業種は、写真を効果的に使うことで、集客力を大きく高めることができます。
ホームページ用に撮影した写真は、SNSでも活用できるので、撮影した際はこまめに活用しましょう。
信頼感の演出が必要な業界である
などの業界では、写真を使って信頼感を演出することが求められます。
特に顧客と触れ合う業種であれば親しみやすい雰囲気のスタッフ写真があると安心して問い合わせできますよね。
また、人物の写真だけではなく、製造業の現場では「どのような環境で、どんな技術を使っているのか」を写真で伝えることで、企業の技術力や信頼性をアピールできます。
ここからは、初めて撮影現場に同行して得た経験をもとに、撮影を成功させるためのポイントをお伝えします。
撮影当日は、想定していなかった問題が発生することもあります。だからこそ、事前の準備が非常に重要だと感じました。撮影を依頼する際は、「どこで、どのように写真を使うのか」を明確にすることが大切です。
特にホームページ用の写真撮影では、単に「いい感じの写真を撮る」ではなく、「このページのこの部分に使いたい」という具体的なイメージを持っておくことで、カメラマンへの指示出しも撮影の精度も上がります。
今回、撮影資料をご準備いただきまして、実際の現場では大変役にたちました。
撮影のシーンで切っても切り離せないのが天気です。特に屋外撮影の場合、天候は大きな要因になります。また、一般的に天気は晴々とした青空が良いと思われがちですが、状況によっては曇りの方が影ができず撮影しやすいことも。加えて急に天気が崩れることもあるので、予備日を設定しておくのが理想です。
▼ポイント1
天候を事前に調べて、予備日のスケジューリングも済ませておく
今回同行して、気配りの重要性を学びました。例えばモデルの社員が写る場合、服装の統一感は重要です。寒い時期にはそれぞれ私物の上着を着ていますが、はじめそのことに気づかず、脱いで撮り直してもらうことがありました。
また、撮影現場には顔出しNGのスタッフがいるケースもありますので、事前に確認しておくとトラブルを防げます。
撮影する我々側の服装も意外と重要で、派手な色や柄の服は反射や映り込みの原因になるため、基本的に黒系の服装がベターです。
▼ポイント2
撮影する側も黒系のシンプルな服装にしておくのが良い
実際の撮影現場では、襟や裾が変になっていないかなど、モデルの服装や身だしなみに気をつかう場面が多々ありました。
また、撮影前に身だしなみを整えられるよう小型の鏡(100円ショップの割れない鏡など)を
用意しておくと便利だとご教授いただいたので、次回以降用意していくつもりです。
モデルが手に持つ小道具も種類が豊富だと、カット割が充実するので、
事前に準備しておくと撮影がスムーズになります。
▼ポイント3
服装や身だしなみに気をつけ、小道具を複数用意すると色々な写真が撮れる
撮影するのもカメラマンにすべてお願いできるわけではないので、
希望の写真を撮影してもらえるよう事前準備を怠らず、撮影に協力してくださった方々への
感謝をしながら、はじめての撮影を終えました。
このように撮影した写真なので、ホームページではしっかり写真を活かしたいですよね。
最後は、撮影した写真をホームページで活かす方法について記述します。
それではせっかく撮った写真をホームページへ最大限に活かすには、
どうすれば良いのでしょうか。プロに撮影してもらった綺麗な写真の活用方法を解説します。
プロに撮影してもらった写真を活かしたデザインにするためには、
撮影前の段階でサイトのレイアウトや雰囲気をあらかじめ決めておくとスムーズです。
WEB制作の現場ではいきなりデザインするのではなく、
ワイヤーフレームという骨格を作成しますが、イメージがつく簡単なラフがあると
無駄に撮影枚数は増えず、写真の選定にも時間がかかりません。
ワイヤーフレームについては「「ワイヤーフレーム」って何?Webサイト制作に欠かせない基礎知識」をご覧ください。
WEBデザイナーは、まず写真を選定します。職人技を強みとする企業なら、
作業中の手元や道具にフォーカスしたカットが効果的です。
また、写真はシーンに合わせてトーンや明るさを調整し統一感を持たせることで、
より洗練された印象へ編集します。写真の選定や画像の編集もプロの仕事です。
撮影を活かしたホームページ作成をするには、事前にデザインイメージを作成しておき、
撮影した写真も適切なものを選定したうえで、必要であれば編集することも重要となります。
誰でも手軽にホームページを作ることはできますが、その品質やクオリティ、
効果に期待するなら、プロへ依頼する方が費用対効果が高いです。
ということでこのブログでは、ホームページに写真の撮影が必要かについて検討した後、
実際に撮影現場へ同行して得た情報をシェアしました。
最後には、撮影した写真をホームページで活かす具体的な方法を記述しました。
また、当初の疑問に関しては、
「写真撮影してもらいたいけど、そもそも必要?」
→ホームページを活かすには写真撮影は必要
「どの業界だと必要になる?」
→ブランディングが必要な業界(・美容・飲食・アパレル・建築)や
信頼感が重要な業界(・士業・医療・製造業(メーカー))
「撮影当日の事前準備は何が必要?」
→スケジュールの調整や撮影イメージ資料、小道具の準備
このような回答になるようお話しを進めていきました。
クオリティの高い写真は、ただの装飾ではなく、企業の魅力や信頼感を伝えるための大切な要素です。
基本的には撮影とホームページ制作はセットで考えると良いでしょう。
写真とデザインの相性を考慮することで、より魅力的なホームページを制作できます。
「写真撮影が初めてで不安…」「撮影にかかる費用がわからない…」という方でも、
当社では事前準備のサポートを行っています。ホームページ制作や写真撮影についてのご相談は、
お気軽にお問い合わせください!